宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

Serial

  • 2018.12.19
  • 周庭,香港

御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第23回 37時間の誕生日と巨大化する人工島

香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載『御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記』。アメリカの旅の途中に22歳の誕生日を迎えた周庭さん。前回に引き続いて、ランタオ島の埋め立て計画の続報をお届けします。政府と利権団体の緊密な関係によって、開発計画は無責任かつ杜撰に拡張され、ここでも香港議会はあからさまに軽視されているようです。(翻訳:伯川星矢)


【告知】
周庭さんが〈HANGOUT PLUS〉にやってきます。
周庭×宇野常寛 「香港で民主化運動している女子大生は今何を考えているか
1月7日(月)21:00より放送予定。ぜひご視聴ください!


わたし、22歳になりました!

約一週間前の12月3日は、わたしの22歳の誕生日です!
正直、わたしはまだ自分が1歳老いた事実を受け止められていません(苦笑)。ついこの間まで10代だったのに……。そういえば18歳の誕生日は、雨傘運動の占拠区で過ごしていたし……あれからもう4年も経つのだと考えると、本当に時の速さには驚くばかりです。

今年、わたしは37時間に渡る誕生日を過ごしました。
なぜならその日はネイサン・ローと一緒にアメリカのワシントンに向かい、パスポートを没収されたジョシュアの代わりにLantos Foundationからの人権賞を受賞しに行きました。ワシントンと香港は13時間の時差があり、祝う時間もありませんでしたが、過去21回の誕生日よりも長く過ごせたので悪くない「プレゼント」だと思っています。

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大学のテストもあり、アメリカには4日しか滞在できませんでした。また、過密なスケジュールに加え、激しい時差ボケで、ほとんど休むことすらできないありさまでした。
でも、アメリカの上院・下院の議員にお会いでき、「香港人権および民主法案(Hong Kong Human Rights and Deomcracy Act)」を支持してもらえるように呼びかけができたので、少し疲れたけれども、価値のある訪米だったと思います。

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前回、香港政府より、ランタオ島(大嶼山)に1700ヘクタールの人工島を建設する計画が発表されたことをお話ししました。あまり日本では報道されていなかった様なので、今回はそれについてもう少し詳しくお話ししようかと思います。

実は数年前、香港政府にはランタオ島の開発計画があり、当時の資料では埋め立て面積が1000ヘクタールの予定でした。すなわち、当時市民や社会による意見や討論(賛成・反対問わず)も、この1000ヘクタールに基づいていることとなります。
しかし、今年10月の施政方針演説では行政長官の林鄭月娥より全く違った計画が発表されました。1700ヘクタールの埋め立て計画、そして施工場所も本来と異なる内容でした。

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