
長谷川リョー『考えるを考える』 第7回 デザインエンジニア・ 緒方壽人が説く“越境性×専門性”の仕事論
編集者・ライターの僕・長谷川リョーが(ある情報を持っている)
専門家ではなく深く思考をしている人々に話を伺っていくシリーズ 『考えるを考える』。前回は「インナーテクノロジー( 人間の内的変容に関する理論)」を探求する三好大助さんに“ 自らの全体性を祝福する技術”の可能性を語っていただきました。 今回はデザイン・イノベーション・ファーム「Takram」 のデザインエンジニア・緒方壽人さんにお話を伺います。 デザインエンジニアとして重視している“越境性”や、 目まぐるしく変わるテクノロジートレンドのなかにあっても不変の 専門性に関する考え方。「クライアントワークも“世界の見方” を呈示する意味で、本質的にアートと変わらない」 という緒方さんにデザインエンジニアリングの要諦と今後の展望を 聞いていきます。
ビジネス・テクノロジー・クリエイティブを貫く“越境性”
長谷川 今年2月頃、これまでの社名「takram design engineering」から「design engineering」を取り去り、「Takram」
緒方 端的にいえば、
長谷川 「Takram」はおそらく日本語の「企む」
緒方 「企む」という言葉自体が「企業」の「企」であり、「企」
長谷川 緒方さんは肩書きに「ディレクター/デザインエンジニア」
緒方 もともと英語の「design(デザイン)」には、「設計」と「
長谷川 社名から取り払われたように、今後「デザインエンジニアリング」
緒方 何か一つに集約されるというイメージよりは、
長谷川 先ほど「BTC」と言った言葉を挙げられましたが、
緒方 「越境性」と言えるかもしれません。
長谷川 大学院では(東京大学大学院)
緒方 コラボレーションというよりは、個人のなかに“越境性”
両方の言葉が分かるからこそ、
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