宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

Serial

  • 2020.07.14

『青春時代の捻れた爆発』| 高佐一慈

お笑いコンビ、ザ・ギースの高佐一慈さんが日常で出会うふとしたおかしみを書き留めていく連載「誰にでもできる簡単なエッセイ」。今回は「勉強」がテーマです。勉強が大好きだった高佐少年。青春真っ只中、高校進学を前に起こした一世一代の反撃とは……。

高佐一慈 誰にでもできる簡単なエッセイ
第7回『青春時代の捻れた爆発』

僕は勉強が好きだ。何を唐突にと思うかもしれないが、こうやってはっきり「勉強が好き」と言うことができるようになったのはここ最近の話だ。それまでは勉強が好きと言うことに抵抗があった。ほら、何かカッコよくない感じがあるじゃないか。それに人としてとっつきづらい感じもある。あと女子にモテなさそうだ。
でも僕はここではっきりと断言する。勉強が好きだ。
「勉強が好きだーーーーー!」
目の前に海があったら、こう叫びたいくらいだ。
勉強することで、知識と言う栄養を吸収し、自分と言う人間が成長していく感じが好きなのだ。
しかしその割に知らないことがめちゃくちゃ多い。飛行機が雲の上を飛んでる時ってなんでいつも晴れているんだろうとか本気で思っていたし、四国がぷかぷかどこか流れていってしまわないのは、本州と瀬戸大橋・明石海峡大橋・しまなみ海道(この3つの名前は勉強したので知っている)で繋がっているおかげだと思っていた。
つまり誰もが常識として知っていることはすっぽりと抜け落ち、教科書や参考書で勉強したことは知っているという、社会で生きていくことにおいて、なんというか融通の利かない人間なのだ。
よくラ・サール卒業して早稲田に入るなんて頭がいいんだねと言われたりするが、俯瞰で見ても僕は頭のいい人間ではないと思う。いわゆる学校の勉強は出来るけどそれ以外は応用が利かないという頭の悪い人間だ。学校の勉強は出来なかったけど、話が上手かったり、機転が利いたり、物事の理解力が早い人間に憧れる。

そんな僕の中学時代。学歴社会真っ只中。学校の勉強に真面目に取り組んでいた僕の青春が爆発した。

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