周庭 御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第31回 過激化する武力行使と学生銃撃事件 | PLANETS/第二次惑星開発委員会

宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

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  • 2019.10.30
  • 周庭

周庭 御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第31回 過激化する武力行使と学生銃撃事件

香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載『御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記』。10月1日は中国の建国記念日にあたる「国慶節」。この日、18歳の学生が警官に胸部を銃撃され重症を負いました。過激化する警官隊の武力行使の中で抗議を続ける周庭さんが、苦しい胸の内を吐露しました。(翻訳:伯川星矢)

香港の現状について3人の識者をお招きして生放送で議論します。
11/5(火)20時〜 倉田徹×張彧暋×福嶋亮大×宇野常寛「続・香港のデモから僕たちが考えるべきこと

ここ4ヶ月は、毎回PLANETSの連載の原稿を書く際に、とても迷っています。なぜなら毎月、香港で起きている事件があまりに多すぎるからです。毎日、毎週起きているそれは、香港人にとって果てしない苦痛です。より良い未来のためとはいえ、今、苦しみの中にある人は多すぎるくらいいます。

9月の下旬頃、日本の方々から香港デモに関する報道が減ったという連絡がたくさん来ていましたが、幸いなことに10月1日の国慶節(中国の建国記念日)の前日には、日本を含む国際社会の香港に対する関心が再び高まり、特に中央政府が国慶節前日あるいは当日に弾圧を強化するのか、二度目の「天安門事件」が起きるかどうかについて注目が集まっていました。

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▲中学生授業ボイコット集会の様子

そして10月1日当日、一人の18歳の学生が香港警察の職権濫用と狂気の下、左胸に実弾を撃たれました。弾は肺を貫き、心臓との距離はわずか3cmでした。

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