宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

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  • 2019.12.24
  • 鷹鳥屋明

鷹鳥屋明 中東で一番有名な日本人 第24回 サウジアニメエキスポ開催(前編)

鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。今回はサウジアラビアでは初となる日本の公式アニメイベント「サウジアニメエキスポ 2019」の報告です。中東で人気のキャプテン翼のアトラクションや、ガンダムや仮面ライダーのシリーズを紹介するブースが展開。アニソン歌手の水木一郎氏・ささきいさお氏がゲストに登場するなど、かなり力の入った内容で日本のコンテンツをアピールしたようです。

前々から業界の中で話題になっていました「サウジアニメエキスポ 2019」が、ついに11月14日〜16日の3日間、サウジアラビアの首都リヤドにて開催されました。これは現在行われているリヤドシーズンという10月11日から12月15日まで開催されていて、好評につき1月まで延期されたサウジの娯楽庁(エンターテインメント庁とも)主催イベントにおけるハイライトのひとつです。過去の連載でも何度か説明をした、脱石油依存型経済を掲げるサウジアラビアの産業の多角化のひとつとして、今回のサウジアニメエキスポはサウジ側の力の入れようは大きかったと言えます。
しかし、このイベントが成立するまでの道はかなりドタバタが多く、そもそも今回のサウジアニメエキスポの会場であった国際空港近くに作られた会場、「リヤドフロント」は6月時点ではただの更地と言いますか、正直ただの砂漠でした。開催時期である11月までの5カ月の間に急ピッチで会場が作られ、今回のイベントに間に合わせたと言えます。それでも実際工期は少し遅れたのか、このリヤドフロントで10月末に予定されていた「リヤド・トイフェス」は延期されてしまい、ある意味リヤドフロントは、このサウジアニメエキスポのために作られた会場であると言っても過言ではないと言えます。

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▲サウジアニメエキスポ会場「リヤドフロント」

初日の会場前に関係者だけで行われたオープニングイベントでは版権元各社代表、作家の先生方、関係会社等、現場設営チーム等、数多くの日本人が集まりました。ステージにはサウジアラビア娯楽庁CEOファイサル氏、在サウジアラビア日本大使館特命全権大使の上村氏、MBC(サウジアラビア大手メディア)ディレクター ジアド氏、本イベントのコンテンツ選定・全体プロデューサー マヘル氏、電通コンテンツビジネスデザインセンター シニアプロデューサー石渡氏、中東地域においてアニソン歌手として有名なサミー・クラーク、そしてキャプテン翼の原作者で漫画家の高橋陽一先生、アニソン界の帝王水木一郎様、アニソン界の大王、ささきいさお様という豪華な構成になっていました。
このメンバーがステージでは今回のイベントについての説明、目玉イベントの説明、そしてメインのイベントとして『キャプテン翼』新シリーズの12月からスタートする中東放送開始の発表とその調印式、そして中東で日本のアニソンのアラビア語版の主題歌を歌い続けてきたサミー・クラーク氏と日本のアニソンの帝王と大王の共演についての発表、というビックニュースをまとめたオープニングセレモニーだったと言えます。

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▲ささきいさお様とサミー・クラークの握手

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