宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

Serial

  • 2015.09.07
  • J-WAVE,THE HANGOUT,YouTube,宇野常寛

月曜ナビゲーター・宇野常寛 J-WAVE「THE HANGOUT」8月31日放送書き起こし!

大好評放送中! 宇野常寛がナビゲーターをつとめるJ-WAVE「THE HANGOUT」月曜日。ほぼ惑月曜日は、前週分のラジオ書き起こしダイジェストをお届けします!


 


▲2015年8月31日の放送は、こちらから視聴いただけます

 

■ オープニングトーク
宇野 時刻は午後11時30分を回りました。みなさんこんばんは、宇野常寛です。昨日は僕の友達であり、某ネットニュースの記者の山田くんという男の子の結婚式に行ってきました。彼は早稲田大学の学生をしていた頃からの僕の読者で、よくイベントとかに来てくれて仲良くなって、いつのまにかよく遊ぶ仲間になりました。詳しいことは言えないんですけれども、彼は1年半くらい前に、婚約するかしないかまでいった彼女にふられて大失恋をしていたんです。もう、24時間というか365日ずっと『ちびまる子ちゃん』のあの影が描かれているキャラクターみたいな感じになっていて、何を話しかけても気のない返事しか返ってこなかったんです。去年のゴールデンウィークに、毎年恒例の三浦半島で浜飯を食う会に行ってきたんですけれども、その時は、いつ和田長浜に身を投げてもおかしくないというくらいに凹んでいましたね。「山田、あの記事けっこう面白かったから、今度クラウドソーシングの特集とか組みなよ」とか「山田、このゲソがおいしく焼けているよー」と声をかけても、「はあ……そうですね」と、ため息混じりに返ってくるんですよ。

山田というやつは、典型的な三枚目キャラで、『釣りバカ日誌』だったらハマちゃんのポジションになるようなやつなんです。すごく陽気で、旅好きで、初対面の人にも抵抗なく話かけられる気のいいやつなんです。僕らが海でマイルドヤンキーにびびっている中、彼が突撃して、交渉して、ブルーシートを貸してもらったりしてくれたこともあるんです。そんな彼がその失恋によって、本当に気の抜けたコーラみたいになっていたので、死ぬんじゃないかって周りが本気で心配していたくらいんですよ。

そんな状況だったんですが、人生なにがあるかわからないですよね、失恋の直後の6月くらいに彼は運命の相手との出会い、そこからまさかの1年2ヶ月でゴールインですよ。もともと知り合いだった女性との運命の再会だったらしいんですけれどね。で、この2〜3ヶ月は本当に浮かれていて、先々週くらいに一緒に小網代の森に遊びに行った時も、ほとんど手付かずの干潟とかの天然記念物級の自然に僕らが感動しているのに、あいつはずっと婚約者の惚気話をしているんですよ。彼女がいかにかわいくて、頭がよくて、話がおもしろいかみたいな話しかしないんですよね。もう世界の全てが鮮やかに見えるらしくて、藤原道長の「この世をば わが世とぞ思う 望月の 欠けたることも なしと思えば」みたいな状態、マリオだったらスターをとった時みたいになっているんですよ。

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