宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

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  • 2018.01.24
  • 周庭

御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第13回 わたしが補欠選立候補を決意するまで

香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載『御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記』。3月11日の補欠選挙への出馬を正式に表明した周庭さん。その決意をするまでには様々な葛藤がありました。(翻訳:伯川星矢)

2018年になりました。まずは新年のご挨拶をさせていただきます。みなさん、あけましておめでとうございます。昨年の12月、わたしは今年の3月11日に行われる立法会選挙香港島区への出馬を「前向きに検討する」と発表しました。そのときから、わたしとわたしのチームは休む間もなく様々な準備活動や宣伝活動、公約の準備などを進めてきました。この原稿を書き始めた今日はすでに1月10日、あと3日で選挙出馬を発表し、正式に選挙戦へ突入することになります。

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今思い返してみると、「選挙出馬」はわたしにとって手が届くはずのないものでした。正直なところ、わたしは自分が選挙に出ることはあまり考えたことはなかったのです。これまでネイサン・ロー立法会議員事務所の政策研究補佐として働いていましたが、まさか自分が議事堂に立ち、議会戦争の最前線に立つと思いませんでした。去年の8月のわたしの戦友の収監をきっかけに、この考えは変わることになりました。

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わたしは考えました。今この険しい政治情勢の中、わたしは自分たちの政党のために何ができるのか。わたしは香港の民主活動に何ができるのか。どうしたら刑務所にいる戦友たちの負担を減らせるのだろうか。そこで心の奥底から湧き上がった選択肢は「選挙に出る」ことでした。ネイサン・ローを含む6人の民主派議員が議員資格剥奪となり、補欠選挙が目前でした。わたしの戦友で2人が禁固刑になり、被選挙権が5年間剥奪となりました(編注:香港では条例により、3ヶ月以上の実刑判決を受けた場合はその後5年間議員選挙に立候補できない)。戦友たちとこれまでやってきたことを発展させるため、これまで民主派が目指してきた議会方式を継続させるためにも、わたしはこれまでした中で一番の覚悟を持って、一番大きな決断を下さなければなりませんでした。

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