宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

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  • 2019.08.28

御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第29回 過激化する香港デモの真実

香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載『御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記』。長期化しつつある香港の騒乱。日本のテレビでも過激なシーンが流れていますが、それは香港人の一面にすぎないといいます。(翻訳:伯川星矢)

今この瞬間(2019年8月18日)、わたしはビクトリアパークで行われるデモに参加しようとしています。

これは6月以降、何度目になるかわからないデモです。実際に6月から毎週の土曜日と日曜日、そしてたまに平日に、わたしたちは「5点要求」[1]を求めて、デモや集会を行っています。8月5日、私たちは返還後最大級のジェネラルストライキを成功させ、35万人が7つの地区でストライキと集会を行いました。

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▲香港国際空港での集会の様子

しかし、今日に至っても、政府は香港人の訴えを無視しています。

多くの日本人にこう聞かれます、香港のデモは過激化したのか?暴力化したのか?
確かに、テレビニュースの放送は、必ずもっとも「ジューシー」な画面を選んで放送しています。それによって香港デモが過激化したのではないかと感じられるのかもしれません。でも、みなさんには「過激化」と結論付ける前に、なぜ香港デモがここまでになってしまったのかを、ぜひ理解して欲しいです。

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▲ストライキの記者会見

前回の連載でも話しましたが、香港人はここ数ヶ月、あらゆる平和的手段を使い尽くしています。署名収集、新聞広告掲載、合法デモ集会、ストライキなどなど。わたしたちも最初から急進的な方法で抗議活動をしていたわけではありません。だが、権力者はいかなる平和的手段にも動じない以上、わたしたちもそれ相応な対応を考えねばなりません。

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