
御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第19回 独立派の団体を違法化する「社団条例」
香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載『御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記』。香港政府が独立派に対して加えた次なる弾圧は、政治団体の運営の法的な禁止でした。違法団体には罰金・禁固が課せられる「社団条例」の適用により、周庭さんの所属する香港衆志も重大な危機に晒されることになります。(翻訳:伯川星矢)
香港政府は、独立と民主自決を主張する候補者の議員への立候補を禁止したあと、どのような手段で反対者を弾圧するつもりなのか。二週間前の対応によって、その答えがわかりました。
この記事を執筆する二週間前の7月17日、香港政府の保安局局長が記者会見を開きました。
内容は「社団条例」の権力を行使し、国家と公共の安全確保を理由に、独立を主張する香港民族党の運営を禁止するという考えの表明です。
▲香港衆志の街宣活動の様子
簡単に言えば、政府はいかなる手段を使ってでも、政府の意向に逆らう意見を「違法」とみなし、法律で取り締まりたいと言う考えです。候補者・議員資格の剥奪はその手段の一つでしたが、法律によって政党・組織の運営を禁止するというのが、もう一つの手でした。
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