宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

Serial

  • 2015.08.03
  • J-WAVE,THE HANGOUT,YouTube,宇野常寛

月曜ナビゲーター・宇野常寛 J-WAVE「THE HANGOUT」7月27日放送書き起こし!

大好評放送中! 宇野常寛がナビゲーターをつとめるJ-WAVE「THE HANGOUT」月曜日。ほぼ惑月曜日は、前週分のラジオ書き起こしダイジェストをお届けします!


▲2015年7月27日の放送は、こちらから視聴いただけます

オープニングトーク

宇野 時刻は午後11時30分を回りました。みなさんこんばんは、宇野常寛です。僕は今日の午前中まで京都にいました。毎年、4月から7月までの上半期は、京都精華大学で授業を持っているんです。なので隔週で京都まで出張して、金曜日の1、2限に授業をして東京に帰ってきています。はっきり言ってギャラは低くて、ほとんどお金にはならないんですけれども、仕事がら、学生さんと常に接点を持っておこうかなと思って、ずっとやっているんです。先週の金曜日は、その授業の今期の最終回だったんですよ。

 毎年、現代サブカルチャー論ということで、インターネット以降のアニメとか音楽の消費形態の変化だったりとか、CDが売れないという問題だったりとか、ボーカロイドとかアイドルブームの分析とか、そんな内容でやっていたんです。でも、さすがに3年もやっていると僕自身が飽きちゃって、今年は内容を変えてみようと思って、アニメの歴史をテーマにしたんですね。宮崎駿、富野由悠季、押井守、庵野秀明という4人の作家を中心に、戦後アニメーションの流れを、物語を中心にふりかえっていくという授業をやったんです。

 これがですね、去年までに比べてぜんぜんうけないんですよ。これ、いままでは大学生の彼らがリアルタイムでワクワクしていることについてとりあげていたのに、いっきに30年とか40年とか前の話になっちゃったからだと思うんです。授業のコメントペーパーは毎回すごくぎっしり書いてきてくれていたりするんですよ。小さい字で裏まで書いてくれている人がいたりして、なので決して授業自体がうけていないわけではないと思うんですよね。でも、前の年までに比べて、明らかに授業後の質問が少ないんですよ。去年までは授業が終わった後は、毎回僕のところに何人か来て、質問とか感想とかを話す学生がけっこういたんですが、今年はそれがあんまりこないんですよね。

 で、正直言って、ちょっと寂しかったんですよね。だから、この前授業の最終回だったので、ちょっと学生に言ったんですよ。「今年は授業の内容を変えて、昔の話をいっぱいやったんだけれど、そしたらぜんぜんみんな質問とか話しかけにこなくて寂しかった」と。そんなふうなことを言ってみたら、激しく同情を誘ったらしくて、終わったらすごくぞろぞろと教壇の前に列ができて、みんな僕と話しに来てくれたんですよ。「自分はデザインの仕事をしているんですけれども、この授業がすごく参考になった」とか、「この授業がきっかけでΖガンダムを見たけど、映画版はカミーユがおかしくならないからダメ」とか言う子がいたり、あとはこの「THE HANGOUT」を聴いていますとか「スッキリ!!」見ていますとかいう子とか、他の大学からわざわざもぐりに来てくれた僕の読者の人とかもいて、「思ったより人気あったんだ……」と思って、ちょっと自信を回復しました。というか、もっと早く話しかけに来て欲しいオーラをバンバン出しておけばよかったなと後悔しましたね。

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