宇野常寛責任編集 PLANETS 政治からサブカルチャーまで。未来へのブループリント

Serial

  • 2015.12.14
  • J-WAVE,THE HANGOUT,THEHANGOUT書き起こし,YouTube,宇野常寛

月曜ナビゲーター・宇野常寛 J-WAVE「THE HANGOUT」12月7日放送書き起こし!

大好評放送中! 宇野常寛がナビゲーターをつとめるJ-WAVE「THE HANGOUT」月曜日。前週分のラジオ書き起こしダイジェストをお届けします!


 

■オープニングトーク

宇野 時刻は午後11時30分をまわりました。みなさんこんばんは、評論家の宇野常寛です。僕はこの土日に、ものすごく久しぶりに、実家のある札幌に行ってきました。札幌学院大学という私立大学から「講演に来てほしい」っていう依頼を受けたんですよ。交通費とかホテル代とかの予算を全部出してくれるというので、飛行機に乗って津軽海峡を渡ってきました。

この秋は地方へ行って講演してくることが多かったんですよね。たとえば大阪で「2020年のオリンピックを面白くするにはどうしたらいいか」というテーマについて話してきたり、神戸で「戦後アニメーションとインターネット文化の関係」というテーマでガッツリ講演してきたりしました。そして今回、この札幌では何について話してきたかというと、ここに大学側がつくったチラシがあるんですけど、大学の先生がつけた講演のタイトルが載っているので読み上げますね。「宇野常寛講演会『AKB48グループで社会科学する』」。

このテーマは大学の指定だったんですけれども、講演の内容からして、おそらく主催者にオタがいると思ったんですよね。半オタ業界人ならぬ、半オタアカデミシャンですよ。ちなみに学者先生でアイドルオタクの人って実際にけっこういるんですよ。たとえば千葉大学の藤川大祐教授がそのひとりです。彼は、僕の身の周りの堅めの出版社若手社員が「この藤川先生という人は将来すごく偉くなるから、今のうちに挨拶しておいたほうがいいよ」とか言われているような、教育界のホープなんですよ。そんな藤川先生と彼が、宇野事務所で10年ぶりの再会を果たしたんですが、藤川先生が自分の推しメンを表紙にした『授業づくりエンタテインメント!』っていう本を見て愕然としてましたね。そういう人ってやっぱり世の中にいるんですよ。

だからオファーをもらった時点で、この講演会の窓口になってくれていた神谷章生さんという法学部の政治学者の人がガチオタなんじゃないかって思ったんですよ。それも、AKB48本体のファンじゃなくて、どこかの地方の姉妹グループのファンなんじゃないかなと思ったんです。なぜかというと、タイトルに「AKB48グループ」というふうにわざわざ強調してあるんですよね。こういう強調の仕方は、姉妹グループのファンじゃないとやらないですね。「AKBの秋葉原のあの本体だけがAKBグループじゃないぞ」っていう自意識を強く持ってるってことだと思うんですよ。

だからね、どんな半オタアカデミシャンが出てくるんだろうと思って、結構手ぐすね引いて待ってたようなところはあったんですよね。そして当日が訪れました。朝7時半に起きて10時くらいに羽田から飛行機に乗って、JRを乗り継いで、計5〜6時間かけて札幌の隣の江別という街にある札幌学院大学へ行ったんです。そして、会場の入り口につくと恰幅のいい感じの男の人が待っていました。

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